Kiel-Holtenauの水門システム

Kiel-Holtenau水門で建設工事を監視するRadiolineワイヤレスシステム

Kiel-Holtenauの水門  

Radiolineワイヤレスシステムが水門建設工事の監視をサポート

100年以上稼働しているKiel North Sea-Baltic Sea運河の水門に逆サイフォンを新設して水を入れることになりました。水門の稼働と並行して深さ30 mで時間のかかる作業が行われる予定です。

建設作業中は高品質のセンサで水門構造の主要箇所をすべて測定し、フエニックス・コンタクトのRadiolineワイヤレスシステムでリモートの測定点と中央制御および警報システムを接続します。

アプリケーション

ドイツ連邦水路・船舶管理局は複数の水門を稼働させており、KielにあるNorth Sea-Baltic Sea運河の水門もこれに含まれます。このシステムは大小の水門群で構成されています。それぞれの水門には2つの隔室があり常時使用されています。100年を超える稼働で水門群の下にあるトンネルは最新のテクノロジに対応しなくなりました。このトンネルを逆サイフォンと呼び、エネルギー供給、水、廃水、通信の通路が入っています。

経済上の理由と水門群を確実に稼働させ続けるために、ドイツ連邦水路・船舶管理局の担当者は新しく建設することを決めました。水門稼働中に最新のテクノロジでシステムの下の深さ30 mの場所に長さ400 m、幅2 mのトンネルを掘ろうというのです。隔室をつなぐ数本の新しいシャフトで電源ラインを接続します。この作業は今後水門システムを新しくするための準備として行われます。

ソリューション

GlötzlのMCCシステム  

GlötzlのMCCシステムが水門の4つのエリアに設置されている

Karlsruhe近郊のRheinstettenを拠点とするGlötzl Gesellschaft für Baumesstechnik mbHの部品を使って建設を管理し、測定結果を評価します。Kiel-Holtenauの水門システムではMCC(測定通信制御)システムと呼ばれる分散測定エレメントで4つのエリアを測定します。

このとき別々の4つのステーションから中央のMCCマスターステーションにデータを伝送する必要がありますが、マスターステーションは中央の島にあるコントロールセンターに置かれています。ステーションとコントロールセンターだけではなく隔室も数百メートル離れています。このためケーブルを敷設することは技術的にもコスト面からも実際的ではありません。

「以上を踏まえてわれわれはフエニックス・コンタクトのRadiolineワイヤレスシステムを採用しました。非常に柔軟性があったからです」と水門システム構築責任者でGlötzl BaumesstechnikのProject ManagerであるJoachim Haberlandは説明します。「RadiolineモジュールでI/Oシグナルとシリアルデータを追加コストなしに伝送できるのです」

Kiel-Holtenauの水門システムの概要  

Kiel-Holtenauの水門システムの概要

接続中断時は別の伝送経路を使用

水門システムに搭載されているセンサは表面を高精度でスキャンし隔壁に傾きや動きがあれば記録します。地下水面も水面センサで10箇所を記録します。センサはこのシグナルをシリアルRS-485インターフェースを通じて送信します。

Radiolineワイヤレスシステムは測定エレメントのRS-485出力と直接接続し、値は制御センターに伝送されます。このときMCCマスターはデータを格納して評価します。

「すべての測定値を連続して記録できるようになりました。早めにエラーを特定しすぐに対策を取れるようになったのです」とGlötzl BaumesstechnikのExecutive Vice PresidentであるJürgen Glötzlは言います。

シリアルデータとI/Oデータを伝送可能

新しいTrusted Wireless 2.0ワイヤレステクノロジはRadiolineシステムのベースになっており、産業用インフラアプリケーションの特殊要件に対応しています。プロセステクノロジのセンサネットワークソリューションであるWirelessHARTとBluetoothおよびワイヤレスLANワイヤレス標準の格差をなくし、FAで幅広く使用されています。

アプリケーションの要件によりRadiolineモジュールにはさまざまな設定オプションが用意されています。シンプルなポイントツーポイント接続から自己修復型メッシュネットワークまで、あらゆる種類のネットワーク構造を構成できます。

まとめ

Jürgen GlötzlとJoachim Haberland  

Executive Vice PresidentのJürgen GlötzlとProject ManagerのJoachim Haberland

Radiolineワイヤレスシステムを使用することでドイツ連邦水路・船舶管理局は時間とコストを大幅に節約しています。

「ワイヤレスモジュールは記録した測定値を数ヶ月間、中断することなく制御センターに伝送し続けています。これはワイヤレス接続の安定性という点で私の予想を遙かに上回っています」とJürgen Glötzlは最後に述べました。「この結果からわれわれは今後もフエニックス・コンタクトのワイヤレスソリューションを疑うことなく使用するでしょう」

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