IO-Linkカプラ 非接触型の電力およびデータカプラは、機器に電力とIO-Linkデータを供給するための、摩耗がなくメンテナンス不要のソリューションです。スペースや動きの制約、振動、埃、汚れ、回転、頻繁な接触により、従来型の接続テクノロジが限界に達する状況でも、非接触伝送は摩耗のない通信を可能にします。
特長
- 非接触型 - 機械的な摩耗や汚染がなく、カップリング時の不均衡もなし
- 柔軟 - 電力に加えて、IO-Linkデータまたは2つのデジタル信号も伝送可能
- 堅牢 - 過酷な環境でも使用できるM12接続付きのIP68ステンレス製ケース
- コンパクト - 省スペース取付け用のM30デザイン
- 互換性あり – メーカーを問わずすべての一般的なIO-LinkクラスA機器に使用可能
IO-Linkカプラ - プラグイン接続と同様に簡単
非接触型の電力およびIO-Link伝送
カプラは電力(≤18 W)とIO-Linkデータ(≤230.4 kbps)を、最大7 mmのエアギャップを介して非接触で伝送します。電力は誘導的にも、ガラスやプラスチック、木材などの非金属媒体を通しても伝送することができ、幅広いアプリケーションが可能になります。
エアギャップ経由の近距離通信には、周波数計画や無線技術の専門知識は不要です。IO-Linkカプラは、メーカーを問わずすべての一般的なIO-LinkクラスA機器に使用することができます。さらに、機器は設定不要で、プラグイン接続と同様に簡単に使用することができます。
特長:産業アプリケーションで摩耗しがちなプラグイン接続部やスリップリングを置き換えることができ、コストのかかる稼働停止を最小限に抑えることができます。
使用中のIO-Linkカプラ
柔軟な近接オプションで高い取付けの自由度
標準コネクタソリューションとは対照的に、IO-Linkカプラはどの方向からでも互いに面する位置に置くことができ、互いに回転することもできます。さらに、カプラは互いに正確に向き合って位置決めする必要がなく、オフセットを持たせたり接線角度に配置することもできます。
特長: 2つの独立したシステム部品の機械的な動作に求められる精度の要求を低減
堅牢なケース付きのIO-Linkカプラ
堅牢な機構部と正確な取付け
IP68のケースにより、このIO-Linkカプラは過酷な環境でも使用することができます。完全に金属製のねじ付きチューブを備えた非常に堅牢なケースにより、取付けブラケットを使用してさまざまな取付け位置が可能です。円筒形のM30デザインもまた、柔軟で容易な取付けを可能にします。
特長:制約のある環境でも精密な取り付けが可能
将来に向けたオートメーションのための接続性
非接触型の電力およびデータカプラは、機器に電力とデータを供給します。IO-LinkカプラはIO-LinkマスタとIO-Link機器との間に簡単に統合でき、すぐに使用を開始することができます。カプラは標準化されたIO-Linkインターフェースを備え、すべての一般的なIO-LinkクラスA機器に使用することができます。
近距離範囲における非接触型の電力およびデータ伝送用