熱磁気式サーキットブレーカ製品シリーズ(CB TM1、UT 6)の概要

熱磁気式機器用サーキットブレーカ

熱磁気式サーキットブレーカは、熱によるトリップメカニズムと、磁気によるトリップメカニズムを備えています。つまり、この保護機器は、熱式のヒューズと比較して短絡時により素早くトリップします。機器用サーキットブレーカ二は様々な特性曲線があり、ケーブル経路が長い場合の要件も満たします。そのため過負荷および短絡電流から理想的に保護します。

特長

  • SFBトリップ特性により長いケーブル経路で最大限の過電流保護を実現
  • c接点内蔵でリモートシグナリングコンセプトに統合可能
  • ブリッジ可能な機器用サーキットブレーカ(ベースエレメント)で設置コストを低減
  • M1特性曲線で230/240 V ACの制御電圧を保護
  • 熱磁気式機器用サーキットブレーカは、COMPLETE lineシステムの一部です
CB TMサーキットブレーカは、ツーピース設計が特長で、保護プラグで個別に調整することができます。

CB TM熱磁気式機器用サーキットブレーカ

熱磁気式機器用サーキットブレーカ 機能と設計

熱磁気式機器用サーキットブレーカは熱式と磁気式の両方でトリップします。バイメタルとソレノイドの2つのシステムは相互に独立して動作します。

これは、短絡時に熱磁気式機器用サーキットブレーカが熱式機器用サーキットブレーカよりもすばやくトリップすることを意味します。

通常、短絡時は3~5 msでトリップが作動します。

最適化されたSFB(選択的ヒューズブレーク)特性曲線を持つ機器用サーキットブレーカを使用し、システムのケーブル経路を延ばすことができます。フエニックス・コンタクトのQUINT POWER電源とともに使用することでケーブルと機器に最大限の保護を実現することができます。 機器用サーキットブレーカはトリップ後も、いつでもON状態に復旧することができます。

熱磁気式機器用サーキットブレーカには一体型とプラグ式があります。ねじ式接続テクノロジとPush-in式接続テクノロジから選択できます。

機器の制御盤に取り付けた熱磁気式サーキットブレーカ

サーキットブレーカは、幅広い機械の制御盤に設置されます。

用途

熱磁気式機器用サーキットブレーカは基本的に情報通信技術およびプロセス制御で使用されます。さまざまな引き外し特性と正確な定格電流レベルを持つこの機器用サーキットブレーカは、幅広いアプリケーションでの使用が可能です。

例えば、プログラマブルロジックコントローラ、バルブ、モータ、周波数コンバータの保護に適しています。