PHOENIX CONTACTとYaskawaが、オープン・オートメーション・プラットフォームPLCnext Technologyのパートナーシップについて合意
【2020年9月14日 ― ドイツ、ブロンベルグ発】
産業用接続機器、制御製品およびオートメーションソリューションのマーケットリーダーであるPHOENIX CONTACT(本社:ドイツ、ブロンベルグ)は、産業用ロボット・メカトロニクスのリーディングカンパニーであるYaskawaと、産業用オートメーションの未来を見据えたオープンなエコシステムに向け、独自のソリューションから脱却するという共同の目標を共有してきました。そしてYaskawaにPLCnext Technologyを使用いただく事を決断いただきました。
このフレームワークの一環として、PHOENIX CONTACTは、PLCnextのランタイム環境をYaskawaにライセンス供与し、さらなる共同開発を進める事に合意しました。Yaskawaは今後、PLCnext ランタイムシステムを、まず欧州と欧米のモーションコントロール、ロボティクスの分野で活用していく予定です。
「私たちは今、長年にわたる信頼のおけるビジネス関係をさらに深め、産業制御技術の分野でパートナーシップを更に拡大していることを非常に幸せに思います。」とYaskawa Europe CEO、PresidentのBruno Schnekenburger氏は強調します。またPHOENIX CONTACTのIndustrial Management and Automation Business AreaのCOO、PresidentであるUlrich Leideckerは「PLCnextエコシステムのオープン性により、多数のプロバイダーが、柔軟性の高いセキュアでモダンなオートメーション技術を提供できます。Yaskawaとのこの技術的パートナーシップは、オートメーション産業にとってのマイルストーンです。オープンなオートメーションエコシステムに取り組むパートナーが増えれば増えるほど、すべての参加者にとって有益になるからです。」と話します。
PLCnext Technologyは、Phoenix Contactの産業オートメーションのオープンなエコシステムです。オープン制御技術、モジュラー・エンジニアリングソフトウェア、オンラインコミュニティにより構成されています。このソリューションにより、ユーザーは変化する需要への適応が容易になり、既存および将来のソフトウェアサービスを効率的に使用することができます。PLCnext Technologyには、ソフトウエア向けデジタルマーケットとシステマチックなクラウド統合機能を主として、IoT世界の課題に対応するための機能が十分に備わっています。