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イタリアにおける生物多様性の監視、保護、回復

3Bee社と共に生物多様性オアシスを設置
3Bee社と共に生物多様性オアシスを設置

プロジェクトの目標

イタリア現地法人はサステナビリティにおけるトップ企業の3Bee社と共にこのプロジェクトを実施しています。注力しているのは、生物多様性オアシスの整備と発展です。対策としては、花蜜を作り出す樹木250本から成る蜜源林の植林、テクノロジを駆使した養蜂箱5箱の設置、メイソンミツバチ、蝶、テントウ虫用の巣箱の設置、IoTセンサを使った現地の動植物の監視などが挙げられます。

マイルストーン

  • 3Bee社との協力
  • さまざまな対策の実施
  • トレーニングコースの整備

13 t

花蜜を作り出す250本の樹木によって吸収される二酸化炭素

208 kg

年間作り出される花蜜

プリント基板の上の蜂

長期的視野に立ったプロジェクト

このプロジェクトを通じて、Phoenix Contact Italyは生態系の持続可能性と生物多様性保護に対し長期間にわたり深く関与しています。3Bee社とのパートナーシップの一貫として、現地法人は2023年末までにオアシスに花蜜を生み出す樹木を約250本植林し保持するための活動を行ってきました。これらの樹木は毎年13メートルトンの二酸化炭素を吸収し、ポリネーター(花粉媒介者)向けに約208 kgの花蜜を作り出します。明確で測定可能なこのプロジェクトは、持続可能性のために実施している活動の具体例です。

プロジェクトの個別ステップ

1年目(2023年):
天然で野生のポリネーター(花粉媒介者)に生息域と栄養を与えるための蜜源林の造成。花蜜を生み出す樹木250本の植林。

2年目(2024):
3Bee社のHiveTech*テクノロジを使用した養蜂箱(蜂の健康状態を実用的かつ効果的に測定するための有用なデータを提供する、バイオメトリックセンサを備えた養蜂箱)5箱の設置。

*HiveTechは音、温度、湿度、養蜂箱の重量を分析してエリアの生態系の健全性を計算するIoTシステムです。

3年目(2025年):
ポリネーター(花粉媒介者)(メイソンミツバチ、蝶、テントウ虫)用の小型の巣箱(PollyHouse)の設置。これらの巣箱は、ポリネーター(花粉媒介者)の貴重な避難場所となります。ポリネーター(花粉媒介者)は植物の繁殖と生物多様性において不可欠な存在であり、生態系の生物指標でもあります。すなわち、環境の健全性を保つための守護者なのです。少なくとも、1ヘクタールの土地が再生される予定です。

生物多様性とポリネーター(花粉媒介者)の重要性についてのコースも計画中です。オアシス全体に教育コースが設けられ、訪れた人をポリネーター(花粉媒介者)の世界に案内します。教育用の標識が、さらなる情報を提供します。

4年目(2026):
野生動物保護区となるバイオ人口湖(10 m²)の建設、管理、データ分析 従来の人口湖や貯水池とは異なる、野生生物の多様性促進と生態系保全を目的としたバイオ人口湖を建設しました。バイオ人口湖は花粉を媒介する昆虫である蜂と生物多様性に関する最大規模の調査研究プロジェクトであり、生態系の健全性、生態系の回復の成否、および野生生物の生息域に対する効果についての貴重な情報を提供してくれます。

Image for sustainability development goal number 13
気候変動に対する活動

生物多様性の促進

当社と3Bee社は、未来の人類の住環境を確保するため、生物多様性の重要性と地球の健全性に寄与するあらゆる活動を支持しています。生態系の持続可能性に対する私たちの活動の具体例が、生物多様性を確保するオアシスの設置です。

Francesco Lanzani, President兼CEO

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Rossella Zanelli
Rossella Zanelli
Brand and Communication Manager

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