シーダー=シュヴァレンベルク(Schieder-Schwalenberg)の市営メンテナンスヤードのオートメーションテクノロジ長(Head of Automation Technology)、Ulrich Wicke氏
「過去には雷や過電圧の悪影響としばしば戦う必要がありました」と、シーダー=シュヴァレンベルク(Schieder-Schwalenberg)の市営メンテナンスヤードのオートメーションテクノロジ長(Head of Automation Technology)である、Ulrich Wicke氏が説明します。「数年前に、フエニックス・コンタクトのサージ保護機器を使用することにしました。給水の障害や故障を大幅に削減するのに役立ちました。」
現代のシステムやプラントでは、落雷のリスクから保護するために、多数のセンサとアクチュエータ、その他の信号処理機器を、保護コンセプトに組み込む必要があります。水処理プラントの最新化は、最新のサージ保護コンセプトを導入する必要があることも意味していました。最優先事項は電子部品のネットワーク化でしたが、このような電子部品は互いに距離が離れていることが多く、状態メッセージをリモート信号ネットワークを介して通信していました。「保護機器に内蔵された監視機能を利用して、サービスやメンテナンスに費やす時間と作業を削減することも望んでいました。」とWicke氏が振り返ります。バート・エーンハウゼン(Bad Oeynhausen)に拠点を置くエンジニアリング企業であるHerrndörfer and Partner社と、レムゴー(Lemgo)に拠点を置くオートメーション企業のRiegler社という、各地域の2つの企業が、Wicke氏が手掛ける水処理プラントの最新化を支援しました。
電源、センサおよびアクチュエータのケーブル、SHDSLおよびADSL経由の電話接続が、新しいサージ保護コンセプトに組み込まれました。電源には、FLASHTRAB-SECプラグ式タイプ1+2雷電流およびサージ保護機器の組合せが選ばれました。この保護は雷電流通電容量が100,000 A(10/350)で、どんな嵐にも対応できます。「高架タンクからの過電圧を封じるため、高架タンクに繋がるケーブルにもこれらのサージ保護機器を設置しました。」とWicke氏は説明しています。「SECシリーズの内蔵リモート信号機能により保護機器の状態が転送され、保護機器の状態をリモートから監視することもできます。」
センサおよびアクチュエータのケーブルには、TERMITRAB completeシリーズのコンパクトな部品が装備されています。Wicke氏がこの製品シリーズを選んだ理由は、製品の幅がわずか6 mmで、制御盤内のスペースを大幅に節約できることでした。また、部品はプラグ式で、過負荷の場合にも低コストで容易に交換ができます。ここでも、保護機器の状態を、リモート信号ユニット経由で問い合わせることができます。
リモート信号機能はここにも簡単に設置が可能です。保護機器自体は補助電源を必要としないので、ツーピースのリモート信号ユニットに電源を供給するだけです。「保護機器シリーズの最初と最後の所定位置にはめ込むとすぐに、ユニットの動作準備が完了しました。」とWicke氏は説明します。「手の込んだプログラミングも不要でした。」 高架タンクに接続される追加の計測制御用ケーブルには、COMTRAB modular製品シリーズの部品が取り付けられました。
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