Push-in接続式端子台の詳細

Push-in接続方式 Push-inテクノロジにより、簡単な直接電線接続が可能です。

  • 工具を使用しないダイレクト接続技術で、電線接続の時間を短縮
  • 低い挿入力により、便利に接続
  • スプリング設計で高い導体引張強度
  • 対比色の開放ボタンによる安全な配線と操作で、耐振動性がありメンテナンスフリーの電線接続
  • 特別な工具を使用せずに簡単に電線の取外しが可能

Push-in式接続の詳細

Push-in式接続テクノロジは、電線の直接接続用に開発されました。単線およびフェルール付き撚線を、工具を使用せずに直接接続することができます。Push-in接続方式の特殊形状のスプリングで、簡単に挿入することができます。わずかな挿し込み力で非常に簡単に配線することができます。

Push-in接続方式の特殊なコンタクトスプリングは、高品質のスプリングスチール製です。電線を押し込むと自動的に開くため、必要な圧力が確実に導通バーに伝わります。この高い圧着圧力とスプリングポケットまたはバスバー上のすず層により、確実な電気接続が確保されます。引張応力がかけられると、ケース内のスプリング自体の位置とロックにより、電線の引張強度が増加します。これにより、耐振動性と気密接続の接続に最大の接触力と導体引張強度を確保します。

開放ボタンでスプリングを開き、導電部に直接触れることなく電線の引抜やフェルールなし撚線の接続ができます。

フェルールやその他のスプライス保護措置で処理済み電線を使用することは、操作機器の規制で義務付けられる場合、または電線を繰返し切断・再接続する必要がある場合のみ意味があります。  時間の経過とともに、未処理の電線の先端のよりがほどけることがあります。

Push-in接続方式の製品ラインアップ

Push-in接続式端子台

PT 2,5端子台

端子台

Push-inテクノロジで0.25~25 mm²の電線を簡単に接続できます。直接接続し、工具は使用しません。特別なスプリングにより簡単に挿入することができ、高度な接続品質が保証されます。0.14 mm²からの細い撚線の配線中、電線を接続部に挿入する前にまずプッシャを起動する必要があります。開放ボタンを押すだけで電線を取り外せます。押し下げている間、端子台から電線を簡単に引っ張り出せます。

Push-inテクノロジでは、特に細い撚線ではフェルールを使用することを推奨します。

Push-in接続可能なFKCプラグ

Push-in接続可能なFKCプラグ

プリント基板用端子台・コネクタ

Push-in接続で、構造上周囲にスペースを取らずに開放ボタンを使用することができます。また開放ボタンはPush-inに硬度が適さない電線の場合、スプリング開放に使用されます。オレンジ色で認識もしやすいです。Push-in接続はコンパクトな端子台にも適しています。

IPDインスタレーションシステム

IPDインスタレーションシステム

ビルおよびインフラ機器向けのIPDインスタレーションシステムによるシンプルな分電をご体験ください。IPD(Installation Power Distribution、設備用電源分岐)システムは、完全プラグ式で照明アプリケーションに最適です。

Push-inテクノロジにより、最大2.5 mm²の3極および5極ケーブルを、届きにくい場所でも便利に工具を使用せずに接続することができます。開放ボタンを使用して、取付け済みの導線をリリースしたり、フェルールなしの電線を接続したりすることができます。

ヘビーデューティコネクタ

ヘビーデューティコネクタ

ヘビーデューティコネクタ用の固定極でモジュール型のPush-inコンタクトインサートにより、電線を工具なしで簡単に接続することができます。幅広い製品ラインナップは、あらゆるアプリケーションに適したPush-inテクノロジのコンタクトインサートを備えています。0.25~6 mm²のフェルール付き撚線または単線を、接続に直接簡単に挿入することができます。

開放ボタンでスプリングを開くことによって、0.14 mm²からの小さい接続サイズも、問題なく接続したり、以前接続されていた電線を切断したりすることができます。Push-inコンタクトインサートの非常にコンパクトな端子室により、これまでは従来型の圧着端子接続式でしか実現できなかった高充填密度が可能です。多極バージョンを使用すると、72個までの信号コンタクトを1台のB24コネクタに便利に接続することができます。制御盤に既に取り付けられたコンタクトインサートの配線も、Push-inテクノロジで簡単に実現することができます。

側面Push-in式接続の製品ラインアップ

側面Push-in接続式端子台PTV 2.5

PTV 2,5

端子台

端子台の側面Push-inテクノロジは、上記のPush-inテクノロジを変更したものです。このテクノロジは同様に機能しますが、前面の電線ガイドが垂直電線ガイドに変更されています。これにより、端子台は薄型制御盤や、水平方向配線の既存の配線の簡単な交換に適しています。

Push-inテクノロジでは、特に細い撚線ではフェルールを使用することを推奨します。

開放ボタンなしのPush-in接続の製品ラインアップ

電線が挿入されたSPTプリント基板用端子台

プリント基板用端子台・コネクタ

撚線を挿抜するためにドライバ挿入口に直接ドライバを挿し込んでスプリングを開きます。これは、アプリケーションによっては、工具を使用せずに誤って電線開放することを防ぐことができます。この接続方法では撚線の接続時に両手で操作が可能です。