日本現地法人は二酸化炭素の排出量を透明化するアプリを開発

個人および毎日のカーボンフットプリントに対する知見を提供。
CO₂ Challengeに参加する日本の同僚

プロジェクトの目標

日常生活における二酸化炭素排出量の削減に向けて、日本現地法人は環境に配慮した日々の行動を記録し、他の従業員と比較できるアプリを開発しました。

マイルストーン

  • 内部調査
  • 外部プロバイダによるアプリ開発
  • Teamsチャネルの設置
  • アイデアや対策を交換するリアルミーティング

>80%

従業員参加率

日本発CO₂ Challengeアプリのスクリーンショット

全国で持続可能な対策を実施

SDGsの達成がしばしば失敗に終わるのは、その必要性に対する理解が欠如しているからではなく、自分たちの日常的な一連の行動には関係がないという思い込みが原因となっています。しかし、自分たちの貢献と皆で達成する成功を数値化し、明確にビジュアライズできたため、日本の従業員はこのプロジェクトによってこうした結果を即時に確認できるようになりました。

具体例を挙げると、以下のようなことが起こりました:10の支店、ディストリビューションセンター、本社を含む現地法人の従業員が、アプリを通じてネットワーク上で互いにつながり、持続可能な対策を記録するため協力し合うようになったのです。アプリでは、エレベーターを使用しないことによる省エネや、PETボトルや紙容器のリサイクルなど、環境に配慮した16種類の簡単な行動が毎日記録されます。データは可視化されているため誰でもこれを見て、他の人に比べた自分の達成度を把握することができます。

5か月の期間内に、合計89%(176名)の従業員がこれらのキャンペーンに参加しました。5つのチームすべてが、日々の行動を変えることで二酸化炭素排出量を600 kg以上削減し、日本現地法人全体で合計7,270 kgの削減を達成しました。

参加者はアイデアのやり取りにTeamsチャネルを利用しています。すべてのチームが参加した2つのTeams会議では、参加者は自分たちがそれまで達成してきた項目について共有し、高い数値を達成した人たちは二酸化炭素排出を削減するためのコツなどを伝授しました。チームリーダーはチームメンバーに対し、自分たちの活動をチャットやEメール、または対面で伝えることを奨励しました。アプリにはリアルタイムの達成数値が表示されるため、誰もがいつでもアクセスでき、モチベーションを保つことができます。

Image for sustainability development goal number 13
気候変動に対する活動

毎日の習慣を変える

このチャレンジの結果、たった5ヶ月で想像以上の二酸化炭素の排出量削減に成功したことは、持続可能な未来に対する従業員の熱意の表れと言えるでしょう。

青木 良行, General Manager

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横井 真理子
Mariko Yokoi
経営企画部

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