フィールドでのシールド接続 シールドコネクタとケーブルの詳細を知りたいですか。ぜひお問い合わせください。
完全な保護シールド
Advanced Shielding Technology
フエニックス・コンタクトのAdvanced Shielding Technologyは、センサ/アクチュエータケーブル向けの革新的なシールドコンセプトです。大型の部材結合360°シールド接続は、市場でも独自のもので、M8およびM12コネクタの電流設計を最適化します。製造プロセス中にケーブルシールドを完全に包み込む液体金属により、完全に保護されたシールド接続を保証するため、将来のファクトリーオートメーションにおいてデータ、信号、電源を高い信頼性で干渉なしで伝送できます。
プレ成形および金型による製造プロセス
シームレスなシールドのコンセプト
Advanced Shielding Technologyとは、完全に保護されたシールドです。強い機械的負荷や落雷などの極端な環境からの影響にさらされた場合でも、360°シールド接続によりデータ、信号、電源伝送を保護します。
Advanced Shielding Technologyによる組立式M8およびM12コネクタの、革新的な自動生産プロセス中に実施されるプレ成形および金型により、シールド性能が向上します。
ケーブルに取付けられたベースプレートをポリアミドでプレ成形することにより、軸方向荷重のあるアプリケーションで究極の機械的安定性を保証します。電気的および機械的要求に対応するために特に開発されたすずにより、保護された信頼性の高い360°のシールド接続が実現されます。
また、シールドの編組とコネクタを、大きな面積で完全に結合することにより、全体的EMC保護、理想的な放熱、サージ電圧や電流ピークに対する耐性を保証します。
Advanced Shielding Technologyの特長
特長
- 衝撃や振動など、高い機械的負荷がかかった場合でも高い信頼性
- 誘導性負荷のスイッチングプロセスによって生じる過渡的なサージ電圧への耐性
- 短絡時にも最小の発熱と安全な電流フロー
- 大きな電磁干渉にさらされる環境における、大量データの未来に備えた伝送と、継続的に増加する伝送速度
- 落雷などの極端な環境からの影響にさらされた場合でも堅牢
フィールドで高い信頼性
センサ/アクチュエータを接続する包括的なソリューションを提供してシステムの動作を保護します。標準アプリケーションや複雑な産業のケーブル配線、特殊アプリケーションにも対応します。
シールドセンサ/アクチュエータケーブル
シールドセンサ/アクチュエータケーブル
干渉に特に影響を受けやすいシステムや、重度の干渉にさらされるシステムでは、すべての信号線、コネクタ、機器、制御盤をシールドすることが必要になる場合があります。ここで、センサ/アクチュエータケーブルは生産プラントの大きなエリアにわたって分散しているため、干渉源を通過することが避けられないため、特に影響を受けやすいです。1つの例が、自動車産業におけるロボットによる溶接ユニットです。短い間隔でオン・オフされる高い溶接電流により、さまざまな非常に強力な干渉が発生します。この種の環境で干渉のない動作を保証するには、信号線、センサ/アクチュエータ、さらに必要なセンサ/アクチュエータボックスの配線を、必ずシールドする必要があります。これは、まさにこれらの部品が、特に干渉の影響を受けやすいコントローラに接続されているからです。
プッシュロック(Push-Lock)接続によるM12コネクタ
シールド付きM12コネクタ、組立式設計
プッシュロック(Push-Lock)接続のM12組立式コネクタは、末端処理済みの単線を、工具なしで簡単に組立てられます。接続部はレバーで簡単に開閉できます。つまり、両手で導体を挿入することができるため、設置が大幅に簡素化されるのです。アースとシールド接続の長期的な安定性と耐振動性により、システムの安全性で信頼性の高い動作が確保されます。
互換性のある挿入、柔軟性のある組合せ
ヘビーデューティコネクタHEAVYCONでインターフェースを保護し、過酷な条件下でも電源、データ、信号を確実に伝送します。
導電性のある表面とシールで全て金属製のハウジングはEMC対応です。防振性があり、機械的な歪みに非常に強く、保護等級IP69Kに準拠してシールされています。
産業用コネクタHEAVYCONで、フィールドから制御盤内部まで信頼性の高い保護
シールドヘビーデューティコネクタ
シールドクランプを使用するシールド接続に関してこれまで考慮されてきた対策が適しているのは、設備ルートに「集められた」干渉を放出する事のみです。シールド接続点のある制御盤は、干渉が低いかまったくないエリアにあります。シールドケーブルが制御盤やそれ自体が深刻な干渉にさらされる機器に入る場合は、別のアプローチが必要です。この場合、ケーブルだけではなく制御盤全体をシールドする必要があります。ケーブルや電線と同様に、ここでの目標は最大限にシールされた密閉範囲を実現することです。これはまず、金属製ケースまたはEMCアプリケーション向けに特に開発された制御盤から始めます。もちろん、ケーブル挿入口とコネクタにより、それ以外は密閉されているシールドシステムに新しく隙間を作ってはなりません。そのため、シールドケーブル向けに適切なコネクタが開発されており、密閉ケーブルシールドを制御盤パネルまたは機器にケース経由で接続します。これにより、コネクタの構造と接続がより複雑になります。しかし、干渉のない動作が実現できれば、どちらも報われます。
ヘビーデューティシールドコネクタHEAVYCON
ヘビーデューティシールドコネクタの構造
ハウジングはシールドコネクタの非常に重要な部品です。ヘビーデューティ産業用コネクタの金属製ハウジングは、高品質で耐腐食性のダイカストアルミニウム製です。導電性の表面およびシールにより、信頼性の高いEMC保護を提供します。ケーブルシールドは、ニッケルめっき真鍮製のケーブルグランドを使用してハウジングに接続されます。ケーブルグランドのEMCインサートは、取付け時にケーブルシールドの上に位置付けられます。その結果、コンタクトスプリングによってコネクタとケーブルシールド間が確実に接続されます。この構造により、コネクタはケーブルシールドとシールドハウジング間の、中断のない完全に密閉された移行を確立します。