Röders TEC社での停止検知用セーフティリレーの使用

概要

高速フライス加工機の主軸  

フライス加工機の主軸は、最大で毎分90,000回転の速度が可能

  • ドイツのゾルタウ(Soltau)に本社を置くRöders TEC GmbH社は、高速フライス加工機メーカーです。
  • 操作員の負傷を防ぐため、必要な安全機器は危険な動きが完全に停止するまで開くことができないようにする必要があります。
  • センサのないPSR-MM25セーフティリレーモジュールは、単相および三相ACモータを監視します。
  • 追加のモーションセンサ機器が不要なため、起動作業とコストを削減できます。

お客様のプロファイル

ゾルタウ ハルバー(Soltau-Harber)での会社施設  

ゾルタウ ハルバー(Soltau-Harber)には工作機械製造、組立てや購買、設計部門の本拠地となっている

Röders TEC GmbH社は全世界で500名を超える従業員を擁しています。HSC(高速切削)テクノロジの開発を、このテクノロジが知られていなかった30年以上前に開始しました。現在、約2,500 HSCフライス加工機が約50か国で使用され、医療技術産業向けなどの、特殊な表面を持つ複雑な形状を製造しています。

アプリケーション

ゾルタウ ハルバー(Soltau-Harber)でのアッセンブリホール  

機械は高精度で空調管理されたホールで組み立てられます

Röders TEC社が製造する高速フライス加工機の主軸は、最大で毎分90,000回転で回転します。そこで生じる危険から機械オペレータを保護するため、作業エリアは可動式のガードで保護されています。製品規格EN 12417は、工作機械とマシニングセンタの安全に対処します。また、安全機器は危険な動きが完全に停止するまで開くことができないようにする必要があることも規定されています。この目的で、機械のオペレータは、ロック解除を確実に遅延させるための時間制御または停止検知用監視システムを組み込んだガードロック機器を備えた安全器具を使用しなければなりません。時間制御システムと比較した場合の停止検知用監視の利点は、実際に危険動作の監視ができることです。これは、安全な停止検知、または有効信号が、機器の惰走が停止するシャットダウン後に初めて生成されるからです。時間制御システムでは、事前に定義された時間後に安全ドアを開くことができるようになるため、理論的には軸がまだ動いている可能性があります。

ソリューション

PSR-MM25停止検知用セーフティリレー  

PSR-MM25の測定原理は、安定化電気モータと非安定化電気モータへの接続に最適

センサのないPSR-MM25停止検知用セーフティリレーモジュールは、単相および三相ACモータと、DCモータの監視に使用できます。モジュールは幅がわずか12.5 mmで、測定入力はモータ接続ケーブルで直接接続されます。そのため、追加で可動部に取付ける必要のあるエンコーダや近接スイッチなどの標準センサは、不要です。「外部センサの評価とは異なり、センサのない監視システムは当社の機械コンセプトに簡単に統合できます」と、Röders TEC社のHSC機械の電子機器製造の責任者であるOlaf Hartmann氏は言いました。「そしてこのソリューションは、外部からの影響に対して非常に堅牢であることがわかっています。」

PSR-MM25は、動きセンサの信号を処理する代わりに、モータの巻線で生じる残留磁気電圧を解析します。残留磁気によって誘導された電圧が可変閾値未満の場合、モジュールは安全なリレー出力を起動することによって、モータが停止していることを伝えます。電圧閾値は50~500 mVの範囲で設定可能であるため、停止検知用セーフティリレーはさまざまなモータバージョンに適応できます。追加の設定可能な遅延によって、PSR-MM25は電圧が閾値未満に下がり、その後遅延時間が経過してから起動します。「HSC機械がどの生産タスクにかかわっているかによって、さまざまな種類の主軸があります。停止検知用セーフティリレーの監視機能は主軸の種類とは無関係に機能するため、PSR-MM25はあらゆるアプリケーションで使用可能です。」とHartmann氏が説明しました。

HSC機械によるさらなる加工のため、PSR-MM25の停止検知用信号はキースイッチの有効信号にリンクされています。結果の信号はロックメカニズムのロックソレノイドを起動して、オペレータが安全ドアを開くことができるようになります。安全機器が開いている間に想定外の起動が生じるのを防ぐため、安全ドアがロック解除されているときには軸のモータ接触器が無効になります。

まとめ

「動きを監視するために通常必要なセンサを省略できるため、建設中と起動時の材料コストと時間を節約できます。」Hartmann氏は最後に言いました。「このソリューションのもう1つの利点は、安全機能のシンプルなアプローチです。つまり、センサを計算に入れなくて済むことです。」 ドライブコンセプトに簡単に統合できるほかに、PSR-MM25は薄型であることも特長です。スイッチングタスクを実現するため、Röders TEC社はRIFLINE製品シリーズのリレーもフライス加工機に設置しています。これはもう1つの参考資料のテーマです。

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