多機能セーフティリレーによるはんだ付けシステムのコスト効率の高いオートメーション 工作機械では、多機能セーフティリレーPSR-MXFによりモジュール式のセーフティコンセプトを実装
Ersa GmbH社は、セーフティテクノロジを非常に重視しています。同社はお客様の要件に柔軟に対応できるように、セレクティブはんだ付けシステムのセーフティコンセプトをモジュール化してきました。PSR-MXF多機能セーフティリレーは、単純な機械でもモジュール式のセーフティコンセプトでも使用できます。
Ersa GmbH社―はんだ付けのスペシャリスト
ドイツのヴェルトハイム(Wertheim)に本社を置くErsa GmbHは、はんだ付けテクノロジの分野においてヨーロッパ最大のメーカーです。
セレクティブおよびウェーブはんだ付けシステムの国際的なサプライヤーである同社は、顧客の製造プロセスを最適化するためのサービスやソリューションパッケージを提供しています。
セレクティブはんだ付け工程
セレクティブはんだ付け工程は、両側に配線された部品をはんだ付けする必要がある場合や、2番目のモジュール側面に従来ウエーブ方式によるウェーブはんだ付け工程が利用できなくなった場合に、唯一考えられるコンセプトとしてよく上げられます。
従来のウェーブはんだ付けシステムと比較して、セレクティブはんだ付けシステムは、通常かなり小さなスペースのみを必要とします。その最小構成は、フラックスを塗布するプログラマブルな高精度フラクサ、プリヒーターモジュール、および実際のはんだ付けモジュールで構成されています。
お客様の要求に応じて、セレクティブはんだ付けシステムの機能は、それぞれ予熱器およびはんだ付けモジュールで構成されている追加的なユニットを含むように拡張することが可能です。このようなコンセプトにおいては、取扱いが簡単で、それぞれの条件に柔軟に適応できるコンパクトな機器が必要となります。
多機能セーフティリレーをセレクティブはんだ付けシステムで使用
上記の要件に基づいて、Ersa社はフエニックス・コンタクトのVersa-FlowシリーズであるPSR-MXF多機能セーフティリレーを使用しています。これは、わずか22.5ミリメートルの薄型セーフティ部品が、パフォーマンスレベルPL eまたは安全度水準SIL CL 3までの2つのローカル回路および1つの上位センサ回路を処理できるためです。フエニックス・コンタクトの製品ラインアップの3段型MEmaxケースを合計24個の接点で使用することにより、とりわけ小さなサイズが利用可能になります。
工具不要のPush-in式接続も、セレクティブはんだ付けシステムの電気設計を担当するEdgar Diener氏がPSR-MXFセーフティリレーを選択することを確信させるもう1つの重要な判断基準となりました。
今後は、すばやく簡単に配線できるダイレクトプラグイン方式を採用したコンポーネントのみを使用したいと考えています。
多機能セーフティリレーによりモジュール式の機械コンセプトを簡単に実装
セレクティブはんだ付けシステムの例が示すように、特許取得済みの多機能セーフティリレーコンセプトにより、モジュール式機械コンセプトを簡単に実装できます。セーフティリレーに組み込まれた機能により、代替コンセプトと比較して、安全ソリューションの検証と認証にかかる手間が大幅に削減されます。
独自の制御盤を含むあらゆるはんだ付けシステムの追加モジュールは、既存のコンセプトにシームレスに適合し、フラクサモジュールからの上位の非常停止信号が下流のすべての回路部品で処理されます。安全性評価の際、参加者は個々の機能ユニットのドアロック機構が常に上流および下流モジュールに作用する必要があることを明記しました。
将来的に、私たちは3つのセーフティリレーの代わりに1台で、シリーズ全体のボリュームのかなりの部分を占めている基本バージョンを使用することになります。
当社のセーフティリレーの幅広い製品ラインアップをご覧ください 機械の機能安全を確実に監視するための、幅広いセーフティリレーおよびカップリングリレー
機械またはシステムにセーフティリレーモジュールを組み込みたいとお考えですか。速度超過セーフティリレー、停止検知用セーフティリレー、超薄型セーフティリレー、または安全カップリングリレーなど、セーフティリレーの包括的な製品シリーズを提供しています。セーフティーリレーの詳細情報は、お電話いただくかリンク先をご覧ください。