イーサネットネットワーク対応のメディアコンバータ グラスファイバ経由の安全な通信

最新のメディアコンバータの包括的な製品ラインアップは、次の3つの製品シリーズに分かれています：

MC 1000シリーズ：このクラスのイーサネットメディアコンバータは、基本要件のアプリケーション向けに設計されています。光ファイバテクノロジを産業用イーサネットネットワークにシンプルかつ低コストで統合することができます。

MC 1000Tシリーズ：このメディアコンバータは、過酷な産業環境のアプリケーションの高度な要件を満たします。機器には金属製ケースが装備されており、とりわけ広い温度範囲と冗長化電源が特長です。追加のDNV認証により、造船で使用することができます。

MC 1000Eシリーズ：このカテゴリのメディアコンバータは、特殊な認証要件のあるアプリケーションに適しています。防爆エリアや、電力供給・配電のアプリケーションなどが含まれます。IECEx、ATEX、UL HazLoc、およびIEC 61850とIEEE 1613の認証パッケージにより、機器は世界中ですぐに使用可能です。

WDMインターフェースを備えたメディアコンバータは、たった1本の光ファイバで全二重光ファイバ接続を実現します。この機器は、たとえば風力発電機で光スリップリングを使って機器を回転させる場合に理想的です。この場合は回転するハブとモーターナセルを接続します。WDMメディアコンバータにより、たった1本のファイバで光スリップリングを接続できます。複数のファイバでスリップリングを接続するより数倍コストが低くなります。光学スリップリングなしで伝送する場合は、光ファイバを節約することもできます。そのため、同じ光ファイバ上の通信経路が増えます。