FL NETWORK MANAGER

FL NETWORK MANAGER 簡単なネットワーク起動と機器の監視

フエニックス・コンタクトのマネージドスイッチ、WLAN部品、およびセキュリティアプライアンスは、FL NETWORK MANAGERソフトウェアを使用して簡単に起動できます。

これらのネットワークコンポーネントを監視し、ファームウェアを最新の状態に保つこともできます。マルチデバイスのコンフィグレーションを使用すると、ご使用のイーサネットネットワークを設定し使用する際に大幅に時間を節約できます。

特長

  • BOOTP、DHCP、DCPによるネットワーク内での便利なIPアドレス割当て
  • VLANコンフィグレーションアシスタントにより、予備知識がなくてもVLANコンフィグレーションを簡単に実施可能
  • マルチデバイスのコンフィグレーションを使用して、複数の部品をすばやく設定
  • グラフィックによるトポロジ表示を使用したすべてのネットワークコンポーネントの概要と診断
  • 複数の機器のファームウェアをすばやく同時にアップデート
  • SNMPv3経由でネットワーク部品との安全な通信

FL NETWORK MANAGERソフトウェアにより、ネットワークをすばやく簡単に立ち上げることができます。ソフトウェアは次のステップを支援します:

FL NETWORK MANAGERでのスキャンオプション

FL NETWORK MANAGERでの設定可能なスキャンオプション

ネットワークスキャン – 既存の機器を簡単に検出

既存ネットワークでは、Network Managerを使用してさまざまな機構で機器を読み取ることができます。IP領域を検索する通常の方法の他に、DCPまたはSNMPブロードキャストなど他の機構も使用できます。

検出された機器は表のビューで明確に表示され、ワンクリックでプロジェクトに含めることができます。

FL Network Manager内でのIP割当ておよび機器のコンフィグレーション

FL Network Manager内でのIPアドレスの変更

IP割当ておよび機器のコンフィグレーション

さまざまなIP割当て機構(BootP、DHCP、DCP)のサポートにより、産業用イーサネット機器やPROFINETおよびEtherNet/IPアプリケーション用のマウスを数回クリックするだけで、IPアドレスの割当てを実装することができます。IPアドレスの割当ては、機器のMACアドレスを使用して計画することも可能です。

プロジェクトに組込んだネットワーク部品を詳細に設定できます。さらに、IPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイアドレス、機器名などの通常パラメータは、表の概要内で簡単に変更できます。

VLANコンフィグレーションアシスタントのスクリーンショット

VLANコンフィグレーションアシスタントで簡単な設定が可能

予備知識不要のVLANコンフィグレーション

VLANのメンバーとなる末端機器は、グラフィックによるネットワークトポロジを使用して簡単に選択することができます。お客様の選定に基づき、FL Network Managerによって末端機器とスイッチのコンフィグレーションが自動的に生成され、システム全体に展開されます。機器に展開する前にVLANコンフィグレーションの妥当性確認を行うことによって、通信遮断を防止します。VLANコンフィグレーションアシスタントにより、VLANのコンフィグレーションに関する予備知識は不要となります。

また、エキスパートモードでは、自動生成されたVLANコンフィグレーションを手動で修正することもできます。これには、例えばポートや機器の追加や削除、優先順位の変更なども含まれます。

FL NETWORK MANAGER内でのコンフィグレーションファイルの取扱いが簡単

FL NETWORK MANAGERを使用して機器のコンフィグレーションをアップロード

コンフィグレーションファイルの取扱いが簡単

すばやく機器を交換またはバックアップするために、マウスを2回クリックするだけで複数の機器からコンフィグレーションファイルを同時にダウンロードすることができます。ファイルはIPアドレスおよびタイムスタンプと共に保存されているため、割当てや改訂管理をすばやく簡単に行うことができます。

また、マウスを数回クリックするだけでコンフィグレーションファイルを機器にダウンロードできます。

  1. 適切な機器を選択します
  2. 「コンフィグレーションファイルを機器にダウンロード」の機能を選択します
  3. ディレクトリから各機器のファイルを選択し、ワンクリックのみで全てを開始します
FL NETWORK MANAGER内でのマルチファームウェアアップデート

FL NETWORK MANAGERを使用してファームウェアアップデート用のファイルを選択

マルチファームウェアアップデート

Network Managerを使用して、数回のクリックですべての機器を同時にアップデートできます。ソフトウェアはすべての必要な機能を備えているため、追加の工具は不要です。

  1. 機器を選択します
  2. ファームウェアファイルを選択します
  3. すべての機器のアップデートを同時に開始します
FL NETWORK MANAGER内で複数の機器を同時に設定

マルチデバイスの設定

複数の機器を同時に設定

Network Managerは、マルチデバイスのコンフィグレーションを提供しています。これにより、冗長化機構を有効にするなど、異なる機器で同じパラメータを調節することができます。マウスを数回クリックするだけで、ご使用のネットワークにおける任意の数の機器上の機能を簡単に有効にすることができます。

FL Network Manager内でのすべてのSNMP対応機器のコンフィグレーションと診断

SNMPのスクリプト作成

すべてのSNMP対応機器のコンフィグレーションと診断

SNMPのスクリプト作成により、機器一式のパラメータ化を行うことができます。これらのスクリプトは保存可能で、追加の機器に再度使用することができます。これにより、すべてのSNMP対応機器においてパラメータを設定し、診断を行うことができるようになります。スイッチ、WLANアクセスポイント、およびイーサネット拡張器のようなネットワークインフラ製品の他に、それらを使用してフエニックス・コンタクトのI/Oステーションおよびイーサネット対応の電源を設定することも可能です。 単純な構文とテンプレートがあるため、これはもうITエキスパートだけのオプションではありません。

FL Network ManagerのRSTPトポロジ

FL Network ManagerのRSTPトポロジ

組込み型リング診断によるトポロジ表示

イーサネットネットワークの検出や表示用に、FL Network Managerはリング診断を備えたトポロジ表示をサポートしています。トポロジは、ネットワークインフラコンポーネント、末端機器、VPN接続、NATアーキテクチャを検出し、さまざまなビューで表示します。さらに、冗長化プロトコル、VLAN、PROFINETなどのための診断パラメータを含む詳細ビューもあります。