Push-Xテクノロジ

Push-Xテクノロジは、フェルールの有無にかかわらず、撚線および単線の直接電線接続を可能にします。
Push-Xテクノロジ
Push-Xテクノロジ搭載の端子台XTV6

XTV端子台で示されるPush-X接続テクノロジ

Push-X – 配線のまったく新しい方法 フエニックス・コンタクトが生み出したイノベーション

工具不要の電線接続の新しいコンセプト:Push-Xは工具も大きな力も不要、ダイレクト接続ですべてのタイプの電線に対応します。この新しいテクノロジの中心には、プリテンショニングされたコンタクトスプリングがあります。この原理により、フェルールの有無にかかわらず、単線および撚線を接続することができます。非常に小さい撚線も接続します。クランプチャンバ端のリリース面を軽くたたくと、簡単に電線を接触させることができます。メカニズムはたたくことでリリースされ、電線が迅速かつ永続的に接続します。Push-in式テクノロジと同様に、接続した電線はオレンジ色のボタンを押すことで開放することができます。同時に電線がリリースされ、次の配線用にコンタクトスプリングが準備されます。

Push-Xテクノロジの特長

  • 簡単で工具不要のダイレクト接続技術による非常に簡単な操作と、工場で開かれるクランプスペースによる設置時間の削減
  • フェルール付きでもなしでも、あらゆるタイプの電線をすばやく取付け – 撚線向けの接続テクノロジとしてはおそらく最速
  • 強制ガイド付き作動部品と、スプリングがリリースされたときのクリック音により、電線接続を明確に識別
    [x]- 強制ガイド付作動部品により、迅速で簡単な電線の開放とコンタクトスプリングのプリテンショニング
  • 手動または自動配線に対応して最適化
DINレール上のPush-Xテクノロジを搭載した端子台

Push-Xテクノロジを備えた端子台

Push-Xテクノロジを備えた端子台

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Push-Xテクノロジ搭載のプリント基板用コネクタXPCシリーズ

Push-Xテクノロジ搭載のプリント基板用コネクタ

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Push-Xテクノロジは配線が容易で時間を削減できることが魅力的です。また、非常に高いレベルの信頼性も提供します。工場で開かれる接続チャンバーのメリットをご自身の目でご確認いただき、ぜひお客様の現場で製品をお試しください。

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小包を渡す配達人

Push-Xテクノロジを備えた端子台


日常で活躍するヒーローたちを次のレベルへ

端子台XT 2,5を手に持つ人

端子台製品ラインアップの新製品

XT 1,5端子台シリーズ
Push-Xテクノロジ搭載の端子台
Push-Xテクノロジ搭載の端子台
Push-Xテクノロジ搭載の端子台
Push-Xテクノロジ搭載の端子台
XT 1,5端子台シリーズ

新しいXT 1,5端子台は、Push-X製品ラインアップにコンパクトなソリューションを追加します。導体断面積0.34~2.5 mm²に合わせて設計されており、あらゆる電線タイプを工具なしで配線することができます。わずか0.34 mm²の撚線でも、フェルールを必要とせずに接続することができます。ピッチ幅4.2 mmで操作性が向上し、市場にある標準3.5 mmバージョンとは明確に差別化されています。初期のお客様のフィードバックが、この判断を裏付けています。

製品へ
Push-Xテクノロジ搭載の端子台

革新的なPush-Xテクノロジは、XT 4中継端子台によってさらに拡張されます。新しい端子台は2026年第1四半期に販売を予定しており、定格断面積領域のラインアップを補完します。これにより、端子台は1.5~16 mm²の一貫した配線を可能にします。XT 4によって実現される柔軟性は特に注目すべき点です。XT 4の発売と同時に、0.34~25 mm²のフェルール付き/なしのあらゆる導体を、工具不要で確実に接続することができます。

Push-Xテクノロジ搭載の端子台

2026年第2四半期の定格断面積4 mm²の新しい多線式端子台の販売は、Push‑X製品ラインアップの戦略的な拡張です。多線式端子台の製品ラインアップは、3線式端子台(-TWIN)および4線式端子台(-QUATTRO)で構成されます。発売当初は、標準色のグレーとブルーに加えて、PEバージョンの端子台がラインアップされています。
この多線式端子台による拡張により、制御盤内で省スペース配線が可能になります。

Push-Xテクノロジ搭載の端子台

XTTB 4二段型端子台は、2026年第4四半期に発売予定です。これにより、中継端子台よりもさらに高い配線密度と、同時に多線式端子台よりもさらに優れた柔軟性を実現することができます。その背景には、二段型端子台が、1つの端子台で2つの電位を扱えるという点があります。これらの段は必要に応じて、PVブリッジで迅速かつ簡単に接続でき、二段型端子台を二段の多線式端子台として使用することができます。
標準バージョンに加えて、保護導体バージョンと統合型レベルブリッジ搭載バージョン(XTTB 4-PV)も製品ラインアップに加わる予定です。

Push-Xテクノロジ搭載の端子台

新しい断路端子台およびヒューズ端子台により、Push-in端​​子台の機能範囲が大幅に拡張されます。XT 4-MT断路ナイフ端子台は、断路ナイフ機能を内蔵しており、電流パスを迅速かつ手軽に断路することができます。信号絶縁に加えて、XT 4-TG基本的な断路端子台は、部品プラグやヒューズプラグなど、さまざまな機能プラグの使用も可能です。XT 4-HESI...ブロックは、Push-Xテクノロジを採用した初の純粋なヒューズ端子台です。G形ヒューズ(5  x 20 mm)を、工具なしで取り付けることができます。標準バージョンに加えて、照明付きディスプレイを備えたバージョンも用意されています(...HESILED, ...HESILA)。機能端子台は、2026年第4四半期にリリース予定です。

端子台XTシリーズ

XT端子台は、前面Push-X接続を備えた初の端子台です。前面電線接続により、ユーザーにとって簡単で分かりやすく配置された配線が可能になります。まず、XT端子台は定格断面積1.5 mm²および2.5 mm²をご利用いただけます。製品シリーズは、中継端子台、多線式端子台、多段式端子台に加えて、断路ナイフ端子台および基本的な断路端子台で構成されます。端子台はCLIPLINE complete端子台システムに含まれるため、基本的な断路端子台はヒューズ、コンポーネント、断路ナイフなど、さまざまな機能プラグで組立て可能です。

端子台XTVシリーズ

端子台XTVには、定格断面積6、10、16 mm²のものがあり、1.5~25 mm²の断面積を容易に配線することができます。接続電線サイズが大きいため、XTV端子台では側面接続が選択されました(V=vertical(垂直))。これは配線プロセスで生じる曲げ半径によります。16 mm²電線のように導体断面積が大きいと曲げるのが難しいため、側面接続にすると配線が容易になります。さらに、XTVモジュール端子台は水平スプリング接続方式端子台のシリーズを補間します。これにより、フエニックス・コンタクトは導体断面積0.14 mm²(PTV)~185 mm²(PTPOWER)に対して連続して側面スプリング接続方式を提供することができます。

XTプラグイン端子台

XTプラグイン端子台

XTプラグイン端子台 Push-Xテクノロジ搭載

XTシリーズのプラグイン端子台は、Push-Xテクノロジを採用した最初のプラグイン端子台です。これらの端子台には、片側に少なくとも1つの標準プラグインゾーンがあり、反対側には少なくとも1つのPush-X接続があります。Push-X接続により、制御盤内での配線を迅速かつ簡単に行うことができます。一方、COMBI接続システムは、組立済みのCOMBIコネクタにより、フィールドレベルに配線する際にユーザーに無制限の柔軟性を提供します。端子台は、さまざまな方法でさまざまなCOMBIコネクタと組み合わせることができます。この例として、片手で簡単に操作できるレバー操作型Push-inスプリング接続式コネクタLP 2,5/...や、簡単なPush-in接続式COMBIコネクタPP-H 2,5...が含まれます。

Push-Xテクノロジ搭載の機能端子台

革新的なPush-Xテクノロジにより、機能端子台Push-Xはほとんど手間をかけずに配線することができます。機能端子台には変流端子台や断路端子台、断路ナイフ端子台も含まれます。Push-X接続の一般的な利点に加えて、ブリッジシャフトの数が多いということは、全ての測定・保護アプリケーションに対し、変流端子台を個別および省スペースで適応させることができることを意味します。また、端子台は変流器の短絡を自動的にリードします(動画参照)。変流端子台同様、機能端子台の製品ラインアップには、断路端子台や断路ナイフ端子台も含まれます。断路信号に加えて、基本的な断路端子台はヒューズプラグや部品コネクタなどのさまざまな機能プラグも簡単に実装することができます。

特長の詳細 Push-Xテクノロジを備えた端子台

接続チャンバを開いた状態と閉じた状態のXTV端子台
さまざまなタイプの電線とXTV端子台
XTV端子台による電線接続
Push-X接続で、テンションのかかった電線の弛緩と接続チャンバーをプリテンションする
端子台システムCLIPLINE complete
接続チャンバを開いた状態と閉じた状態のXTV端子台

Push-Xテクノロジを備えた製品は、接続チャンバがあらかじめ開いた状態で供給されます。フェルールが不要になった結果の最低限の電線処理と合わせて、このテクノロジは市場で最大レベルに迅速で柔軟な接続テクノロジです。Push-Xに必要なのは剥き線工具だけなので、撚線向けの接続テクノロジとしてはおそらくこれが最速です。クランプチャンバがリリースされているか圧着されているかは、開放ボタンの位置でわかります。この位置は視覚的なチェックポイントとなります。強制ガイド付き開放ボタンが端子台と同じ高さにある場合、クランプチャンバは閉じています。

さまざまなタイプの電線とXTV端子台

Push-Xにより、すべてのタイプの電線を迅速なリリースで簡単に配線できるようになります。電線挿入時にほとんど力が要らないため、単線ならびに撚線を直接フェルールなしで配線できます。電線処理にリリース時間を節約できるため、Push-Xは非常に効率的な配線を実現します。

XTV端子台による電線接続

Push-Xテクノロジにより、直接的で非常に簡単な電線接続が可能になります。クランプチャンバの独創的な構造により、力を入れずに電線をコンタクトスプリングロック機構まで挿入できます。必要なのは、コンタクトチャンバの先端のロック機構を起動させて、電線をコンタクトスプリングで所定の位置に圧着することだけです。このロック機構が、電線挿入中にコンタクトスプリングの保持力を巧妙に回避します。電線は簡単に固定されます。

Push-X接続で、テンションのかかった電線の弛緩と接続チャンバーをプリテンションする

Push-Xテクノロジにより、コンタクトチャンバを迅速かつ簡単に開いて張力をかけることができます。オレンジ色のプッシャエレメントを押し下げることで、コンタクトスプリングがリリースされます。開放ボタンがエンド位置に到達するとすぐに、レッグスプリングのロック機構が開放ボタンに備わっている切り込みに跳ね戻ります。このプロセスにより、コンタクトスプリングが外れることを防止します。これで、スプリングは再配線用にプリテンショニングされています。

端子台システムCLIPLINE complete

Push-Xテクノロジを備えたXTV端子台は、端子台システムCLIPLINE completeの一部です。システム内の他の端子台との互換性に加えて、この端子台は標準化されたアクセサリと共に使用することもできます。さらにXTV端子台は、PTVおよびPTPOWER側面スプリングケージ端子台シリーズのギャップを埋めます。XTV端子台がシリーズに加わることにより、接続電線サイズ0.14 mm²~185 mm²のすべての電線を、省スペースに配線することができます。

Push-Xテクノロジ搭載のプリント基板用コネクタ


日常で活躍するヒーローたちを次のレベルへ 製品ラインアップに新たに追加:XPC 2,5でPush-Xテクノロジをお試しください

プリント基板用コネクタXPC 2,5
プリント基板用コネクタXPC 2,5

プリント基板用コネクタXPC 2,5

便利なPush-Xテクノロジ搭載のプリント基板用コネクタXPC 2,5は、最大断面積2.5 mm²の撚線および単線に適しています。実質的に挿入力ゼロで電線を迅速に接続することができます。

プリント基板用コネクタXPC 1,5

プリント基板用コネクタXPC 1,5

ダイレクト接続技術の再発明– すばやく、簡単、スムーズで互換性あり:Push-Xテクノロジ搭載のプリント基板用コネクタXPC 1,5を使用すると、最大断面積1.5 mm²の電線を直接挿入し工具不要で簡単な電線接続が可能です。

プリント基板用コネクタXPCシリーズ

XPC 1,5およびXPC 2,5シリーズのコネクタにより、電線をすばやく確実に接続することができます。革新的なPush-Xテクノロジにより、フェルールの有無にかかわらず、単線・撚線をダイレクトに簡単に、工具を使用せず接続することができます。開放されたクランプスペースに、被覆を剥いた電線を直接挿入すると、カチッという音が鳴り接続が完了したことを確認することができます。革新的なPush-Xテクノロジは高い信頼性があり、各極は開放状態で納品され、すぐにお使いいただくことが可能です。コネクタは強い衝撃を受けても開放状態が保たれることが厳しい試験によって確認されており、輸送中にロック状態になることがありません。

XPCシリーズには、4 mm²電線対応の製品が予定されています。

特長の詳細 Push-Xテクノロジ搭載のプリント基板用コネクタ

プリント基板用コネクタXPCシリーズの接続原理
さまざまなタイプの電線付きのプリント基板用コネクタXPC 1,5シリーズ
プリント基板用コネクタXPCの接続ポイントのトリガ
プリント基板用コネクタXPCシリーズの接続電線を開放
プリント基板用コネクタXPCシリーズの嵌合互換性
プリント基板用コネクタXPCシリーズの接続原理

革新的なPush-Xテクノロジにより、便利で迅速に設置可能です。新しいプリント基板用コネクタXPCシリーズの内部のコンタクトスプリングは、ねずみ取りのように電線を捕らえてしっかり保持します。そのためには、電線を直接クランプスペースに挿入するだけです。電線が簡単にコンタクトスプリングのリリースをトリガするとすぐに、この接続テクノロジにより確実で長期的な端子接続が生み出されます。

さまざまなタイプの電線付きのプリント基板用コネクタXPC 1,5シリーズ

プリント基板用コネクタXPCは、配線時間を最低限に押えることができます。工具不要のPush-Xテクノロジにより、フェルールの有無にかかわらず、単線・撚線を単一の動作で直接しっかり接続することができます。電線が、革新的なクランプスペース内の予備張力がかかったコンタクトスプリングのロック機構をリリースすると直ちに、信頼性が高く長期的な端子接続が構築されます。この接続テクノロジを使用して、自動配線も実装することができます。

プリント基板用コネクタXPCの接続ポイントのトリガ

一貫して信頼できる品質の確実な接続は、洗練されたPush-Xテクノロジと、納品状態で予備張力のかかったコンタクトスプリングの組合せにより作り出されます。この接続テクノロジでは音響および視覚的信号をフィードバックとして使用して、コンタクトスプリングが正常にリリースされたかどうかを示します。コンタクトスプリングがトリガされる音に加えて、コネクタの動作状態はオレンジ色のリリースボタンのコントラストの高い位置でも判断することができます。そのため、接続テクノロジの現在の状態を簡単に見ることができます。

プリント基板用コネクタXPCシリーズの接続電線を開放

XPCコネクタ内ですばやくダイレクトに接続された電線は、再び簡単に取り外すことができます。オレンジ色のリリースボタンを押すと電線が開放され、同時にコンタクトスプリングに再び予備張力がかかってトリガ位置にロックされます。この接続テクノロジは再び準備が整い、次の接続をトリガすることができます。

プリント基板用コネクタXPCシリーズの嵌合互換性

プリント基板用コネクタXPCは、フエニックス・コンタクトの3.5 mmピッチの幅広いCOMBICONシリーズと互換性があります。そのためXPCは、既存の水平型・垂直型ソケットと組み合わせることができます。リフローおよびフローはんだ付け工程の両方にご利用いただけます。そのため異なる接続テクノロジの電線間の切替えが容易です。その結果、XPCの便利な接続テクノロジを、多くのアプリケーションでの直接の代替として使用することができます。

Push-Xとその他の接続テクノロジとの比較

素早く、さらに素早く、Push-X – Push-Xテクノロジによる配線が他の接続テクノロジと比較していかに簡単かをご覧ください。撚線をこれより素早く接続できる方法はなかなか想像がつきません。Push-Xは産業用ロボットによる自動配線にも適しています。

エキスパートによるプリント基板用コネクタPush-Xの分析

このインタビューでは、Product ManagerのLucas Lässigが、Push-Xテクノロジが機能する仕組みとフエニックス・コンタクトがこのコネクタを開発した理由を詳細にご説明します。頭上作業、ビルディングオートメーション、騒がしい機械工場、冷たい雨の日のソーラーシステムでも、Push-Xコネクタは設置が非常に簡単です。

その他の情報およびダウンロード


タンブリングバレル試験中のタンブリングバレル

タンブリングバレル試験

最大の信頼性

Push-Xテクノロジは配線が容易で時間を削減できるだけでなく、非常に高い信頼性を備えていることも魅力的です。信頼性は配線だけではなく、配線前の端子台チャンバの状態にも関係します。当社の製品はさまざまな標準試験を実施しているため、圧着チャンバがエンドアプリケーションまで開いたままであることを保証することができます。試験は、鉄道アプリケーション向けの振動試験、輸送シミュレーション、さまざまな気候シミュレーションが含まれます。 標準試験に加えて、落下試験も含まれます。この試験は製品が設置中に複数回落下するというシナリオをシミュレーションしています。