インバータ通信 既成のドライバやファンクションブロックが大量に用意されているため、簡単に始めることができます。この多様さによってモジュール型拡張に柔軟性が生まれています。
課題
太陽光発電システムの収益性
太陽光発電システムの費用対効果を保証するために、すべての部品は長期間にわたって厳しい条件に確実に耐えなければなりません。しかし、必要なソフトウェアを完全に開発し試験していれば、最高のハードウェアでもすばやくエラーなしで作動させることができます。
既存のファンクションブロックを使えば、プロトコルを解析する手間をかけけずにさまざまなインバータやエネルギー計測ユニットを使用することができます。このように、プログラミングではデータの処理と通信に焦点を当てることができます。
ソリューション:
既製のファンクションブロックで太陽光発電プロジェクトを簡単に実現します
Solarworxソフトウェアライブラリのファンクションブロック
フエニックス・コンタクトのプログラミングソフトウェアPLCnext Engineer内にあるSolarworxソフトウェアライブラリを使用すると、太陽光発電プロジェクトを簡単に実現することができます。データロガー用ドライバやインバータ用インターフェース、エネルギー計測ユニット、ポータルが含まれています。太陽の位置を計算し、太陽光発電トラッカを監視し、環境センサの値を読み取るなどの複合的なモジュールも含まれています。当社では常に、さらなるインバータの統合に向けた新しいドライバやファンクションブロックを開発しています。目的は太陽光発電システムの試運転用のエンジニアリング費用を最低限に抑えることです。
フエニックス・コンタクトは太陽光発電システム専用のソフトウェアライブラリを提供しており、機能はどんどん拡張されています。既製のファンクションブロックを使用することで、インバータと直接的に通信することが可能になります。シリアル番号やインバータの種類など一般的なインバータ情報を読み取ることができます。さらに、現在のグリッド送電パワーや発電量などすべての標準ACおよびDC測定値を指定することができます。インバータ固有のイベントや状態メッセージの取得も問題ありません。製品ラインアップには太陽光発電トラッキングシステム制御用のファンクションブロックも含まれています。フエニックス・コンタクトは、システムインテグレータやユーザーをSunSpec®オープン規格を使用する互換性のあるファンクションブロックでサポートします。
SunSpec® Allianceはソーラー産業から170社以上が参加する世界規模のユーザー組織です。プラグ・アンド・プレイソリューションを可能にするために、通信規格の定義という目標を追求しています。実現すればソーラー発電システムのコストと複雑さを抑え、投資家を呼び込むことができるようになります。
特長
- プログラミング済みのファンクションブロックでエンジニアリング作業を削減
- 幅広いファンクションブロック試験で信頼性のある太陽光発電システム運用
- 使用時の国際プログラミング規格IEC 61131の柔軟性
- ブロックライブラリを定期的に拡張することで広がり続ける機能範囲