エラスムス橋(Erasmus Bridge):確実な計算とクリアランスの高さの伝送

概要

ロッテルダム(Rotterdam)のエラスムス橋(Erasmus Bridge)  

1996年にオープンしたエラスムス橋(Erasmus Bridge)は、ロッテルダム(Rotterdam)のランドマークとなっています。

  • 北海の潮流の関係により、ある時期はロッテルダム(Rotterdam)のあるエラスムス橋(Erasmus Bridge)の下を通過することができない船もあります。
  • 船舶と橋の損傷を避けるために、その時点での最大クリアランスの高さを視覚化する表示パネルが6つ設置されています。
  • 表示パネルは、Radiolineワイヤレスシステムを介してAXC 1050小型コントローラから対応するアナログ値を受信します。

お客様のプロファイル

Project ManagerのRichard Hecker  

Richard Heckerは、ÆVOで測定および表示システムの組込みを担当しています。

エラスムス橋(Erasmus Bridge)はロッテルダム(Rotterdam)の市内中心部とKop an Zuid地区を結びます。高さのある船舶が通過できるように、全長802 mの南側部分を上げることができます。

船の乗組員には、6つの表示パネルを介して、実際の水位に応じて最大クリアランスの高さが通知されます。

アプリケーション

エラスムス橋(Erasmus Bridge)の制御センター  

制御センターでは、跳ね橋が制御され、船舶輸送の交通が監視されています。

6つの表示パネルで示された値に基づき、渡航の船長は、閉鎖された橋の下を通過するか跳ね橋が開くのを待つかを決定することができます。

以前のソリューションは配線され、エラーが発生しやすく、時間を浪費し、保守にコストがかかりました。2014年に発生した数回の落雷によりシステムが修理できないほど損傷した後、ÆVO B.V.は近代化プロジェクトを実施するよう依頼されました。既存のオンサイト表示エレメントはそのまま残されていました。また、新しい制御センターへの接続が必要でした。

6つの表示パネルへのシリアル通信は、プロジェクト進行中に難題をもたらしました。これは、以前のコンセプトのドキュメンテーションの欠如および表示の制御が原因でした。したがって、プロジェクト開始時に、表示の対処方法をビット毎に決定する必要がありました。その後、スペシャリストはどの部品がタスクに最も適しているかを推測しました。

ソリューション

Axiocontrol AXC 1050小型コントローラ  

AXC 1050小型コントローラに加えて、I/Oモジュールも制御センターの制御盤に取り付けられています

現状の海面が2つの圧力センサで記録され、アナログ値に変換され、そこからAXL F AI4アナログ入力端子に中継されます。Axiolineステーションの一部として、次に、入力端子は評価のためにAxiocontrol AXC 1050小型コントローラにデータを送信します。表示パネルに表示されている最大クリアランスの高さは、エラスムス橋(Erasmus Bridge)の海面と絶対高度の差に基づいて計算されます。

表示エレメントへのシリアルデータ伝送のために、AXL 1050コントローラは、AXL F RS UNIシリアル通信モジュールによって補完されています。これにより、計算されたクリアランスの高さの値はシリアル信号としてRadiolineワイヤレスシステム経由で6つの表示パネルに伝送されます。

エラスムス橋(Erasmus Bridge)に接続されている各表示エレメントについて、ÆVOは制御室の屋上に設置されているそれぞれの指向性アンテナとのポイントツーポイント接続を設定しています。6つの表示パネルには、シリアル信号を受信するための指向性アンテナも設置されており、計算されたクリアランスの高さを表示することができます。サージ電圧による損傷を防ぎ、それによりソリューションのフェールセーフ性能を向上させるために、同軸信号インターフェースはLambda/4テクノロジの差込みプラグにより保護されています。

当社のオランダの子会社であるPhoenix Contact BVのオートメーションスペシャリストも、ÆVOの仕様に準拠してすべてのプログラミングタスクを実行しました。AXC 1050小型コントローラは、IEC 61131-3に準拠して標準化されたPLCプログラミング言語によりプログラミングされています。国際規格により、オートメーションシステムのプログラミング言語、コマンドセット、および構造の調整が行われています。つまり、作成されるプログラムを異なるプラットフォームに簡単に移植し、そこで使用することができるようになります。フエニックス・コンタクトのオランダの子会社のチームは、Radiolineワイヤレスソリューションを構成し、制御システムに接続しました。

まとめ

フエニックス・コンタクトの幅広い製品ラインのさまざまな部品やシステムが、エラスムス橋(Erasmus Bridge)の下にある最大クリアランスの高さを表示するためのソリューションに使用されました。

ロッテルダム(Rotterdam)での作業に最適なソリューションは、従業員がインフラ用アプリケーションで長年培った豊富な専門知識により、ÆVOチームと共同で開発されました。現地受入試験の後に、アプリケーション全体がÆVOの定期メンテナンスならびに24時間体制の緊急サポートに組み込まれました。

フエニックス・コンタクト株式会社

〒222-0033
神奈川県横浜市港北区新横浜1-7-9
友泉新横浜一丁目ビル6階

Referrer: