プロセス産業のインテリジェントな観察および監視ソリューションの接続性
今日、セキュリティ、可用性、信頼性、効率性の向上に対する需要は次第に高まっており、従来型のオートメーションピラミッドに組み込むのが困難なテクノロジが要求されてきています。そのため、プロセスオートメーションのデジタル化が新しいテクノロジとアプローチへの扉を開こうとしています。
フエニックス・コンタクトの「接続性の強化(Enhanced connectivity)」は、物理的な接続だけではありません。ロジックだけではなく、包括的でオープン、セキュアなデジタル通信も組み合わせた接続を実現します。NAMUR Open Architecture(NOA)およびOpen Process Automation(OPA)などの新しいアプローチの基礎を築いて実現していきます。
NAMUR Open Architecture(NOA)は、フィールドレベルから企業管理レベルまで、変化の激しいITコンポーネントで構成される従来型のオートメーションピラミッドを簡単に統合できる方法を記述しています。しかもプラントの可用性とセキュリティに影響することはありません。
Open Process Automation(OPA)は、完全にオープンなオートメーションの実現に向けて努力する点でさらに一歩進んでおり、このアプローチにより従来型のプロセスオートメーションピラミッドは排除されます。
オープンでセキュア、かつスケーラブルなエコシステムの技術的アプローチにより、フエニックス・コンタクトは開放性、柔軟性、アジャイルソリューションのコンセプトを、プロセス産業の中心的な特徴(堅牢性、セキュリティ、信頼性)と組み合わせる方法を示します。
オープンでLinuxベースのPLCnext Technology制御プラットフォームにより、HARTデータおよびその他のプロトコルを、プロセス制御システムに影響を与えることなく並列して読み取ることがきます。このデータは生データとして、またはコントローラで事前処理して、OPC UAサーバ経由でクラウドソリューション(フエニックス・コンタクトのPROFICLOUD、マイクロソフトの Azureなど)に転送できます。
制御プラットフォームがオープンであるため、センサ/アクチュエータメーカーなどのサードパーティからのアプリもシステムに組み込むことができます。インテリジェントなアルゴリズムにより、取得したデータを評価して適切なメンテナンスコンセプトを導出します。
PLCnext Technologyエコシステムにより、監視および最適化タスクやさらには予防保守までが、コアプロセスに影響することなく簡単に実装できます。
Open Process Automationの目的は、オープンで規格に基づくアプローチにより、制御システムの移行の複雑さを軽減することです。PLCnext Technologyエコシステムは、新しリアルタイムサービスバスへのセキュアで冗長な接続と、既存および新規のフィールドデバイス(I/O)への接続でDCN(Distributed Control Node)の役割を担うことにより、このオープンアプリケーションをサポートします。さらに、PLCnext Technologyにより同じハードウェア上での外部ソフトウェアのホスティングと実行が可能になるため、OPAの主要な要件を満たします。
実際の例を使用して、必要なデータや既存のデータを、大規模なプログラミング作業なしでフィールドから制御室に、容易かつコスト効率よく伝送する方法を示します。
PLCnext Technology―Achema Innovation Award 2018受賞
2018年06月12日、PLCnext Technologyは計測制御テクノロジおよびプロセスオートメーションのカテゴリでAchema Innovation Awardを受賞しました。計8つのカテゴリと3つの特殊カテゴリのそれぞれで、5つの最終選抜候補から最も革新的な開発が選ばれました。
華やいだ授賞式で、フエニックス・コンタクトは新しい画期的な制御プラットフォームに対して、証書と誰もが望む賞を受取りました。この賞を勝ち取ることができ、感謝の気持ちと共に大変嬉しく思います。
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