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Trusted Wireless – オーストラリアにあるヤルーン褐炭火力発電所のワイヤレスI/Oシステム

フエニックス・コンタクトのテクノロジで長期エネルギー生産

ヤルーン褐炭火力発電所はTRUenergy(旧Yallourn Energy)がオーストラリアのビクトリア州に所有している3番目に大きい発電所で、メルボルンの東150 kmのラトローブ渓谷にあります。

この発電所はビクトリア州の電力需要のおよそ22%、オーストラリア全体の電力需要の8%を供給しています。

ヤルーンでの発電は1921年にさかのぼります。2001年にTRUenergyは5億ドルを投資して発電所と炭坑の改善を行いました。フエニックス・コンタクトはTrusted Wirelessソリューションを提供するために選ばれました。

アプリケーション

ヤルーンのEast Field炭坑で採掘される石炭は2007年に枯渇すると予測されたため、Maryvale炭田の豊富な石炭鉱床にスムーズにアクセスできるよう5年前に近隣のモーウェル川の支流で作業が開始されました。

こうしなければ発電所を大幅に変更するか、あるいは閉鎖する可能性もありました。モーウェル川支流であり供給炭にアクセスできることから、発電所は引き続き2032年まで運転可能となっています。ヤルーンの石炭材料荷役コンベイヤの改善はフエニックス・コンタクトの製品で行われました。

ソリューション

オーストラリア、IO信号、Trusted Wireless、ヤルーン、発電  

Trusted Wireless I/O装置

RAD ISM 900 BDモジュールは、ポイントツーマルチポイント接続とリピータ回路を900 MHzの双方向ワイヤレス伝送システムに拡張するワイヤレストランシーバ(トランスミッタとレシーバ)です。

フエニックス・コンタクトのRADワイヤレストランシーバはアプリケーションで使用する前にヤルーン発電所でさまざまな試験を受けなければなりませんでした。

TRUenergyは以前問題を起こした吊架(ちょうか)線を再利用するのを避けるため、石炭荷役プラントをWireless I/O装置で改善することに決めました。

石炭は石炭荷役プラントで露天掘りの原料バンカーから発電所のボイラー室バンカーに運ばれます。この機器はプラントの16のセクションで使用されます(バンカー放電ワゴン[BDW]x8、移送コンベイヤx4、シャトルコンベイヤx4)。このソリューションは、トランシーバセット16点、デジタル入力モジュール72点、デジタル出力モジュール72点、アナログ入力モジュール18点、アナログ出力モジュール18点で構成されています。

写真は設置したWireless I/Oシステムの1つです。分散I/O制御盤と最も遠いBDWの距離はおよそ250 mです。I/Oと前面プレートには複数の接続ポイントがあり、RJ45ポートやD-SUBポートを十分追加できるのが強みです。フエニックス・コンタクトの産業用EthernetコネクタVARIOSUB RJ45はカテゴリ5e準拠のGigabit Ethernetを伝送できるように開発されました。VARIOSUBコネクタは従来のRJ45プラグと互換で標準パッチケーブルでクイック接続可能です。コネクタは完全シールド対応で、電磁干渉のある環境でも信頼性のあるデータ通信が可能です。

まとめ

アナログおよびデジタルI/O信号を長距離伝送する必要がある場面ではTrusted Wirelessがもっとも適切なテクノロジです。このシステムはモジュールソリューションで、アナログ信号33点、デジタル信号66点まで送信できます。

Trusted Wirelessは最大の通信信頼性と最大の干渉イミュニティを実現するために特別に開発されました。このため産業用アプリケーションのプランニングや使用時に信頼性の高い伝送経路を利用できます。これまで受信が極めて困難だった信号やまったくの受信できなかった信号も現在はすばやく簡単に受信できます。

フエニックス・コンタクト株式会社

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