データ交換

PROFINETは簡単なコンシューマ/プロバイダモデルでデータを交換します。プロバイダはコンシューマにデータを周期的に送信します。入力シグナルの場合プロバイダがI/OモジュールでコンシューマがPLCですが、出力シグナルでは役割が逆転します。この効率的なデータ交換方式にはRTとIRTという2種類のPROFINETプロトコルがあり、リアルタイム特性に対応します。

PROFINET RT

PROFINET RT  

PROFINET RTでリアルタイム通信

PROFINET RT(リアルタイム)通信では、最適化されたソフトウェアスタックを通じてTCP/IPスタックと並列にデータ通信を行います。コントローラとデバイスはTCP/IPスタック経由で接続します。TCP/IPスタックでそれぞれのデバイスにIPアドレスを設定し、他のプロトコル(ウェブサーバ向けHTTPなど)でもいつでもアドレス指定することができます。

リアルタイム要件に準拠するためにPROFINETはヘッダにVLANタグを使用します。このヘッダでは優先順位が最も高いレベル6が設定され、PROFINETテレグラムを優先的にスイッチに送信します。

PROFINET RTはデータ交換の更新速度を250 µs~500 msに定義します。他の更新速度はモジュールの入力および出力データに応じて設定できます。可能な更新速度はモジュールの性能によって決定されます。

PROFINET IRT

PROFINET IRT  

テレグラムジッタ1 µs未満のリアルタイム通信

PROFINET IRTにもPROFINET RTと同じ特性が適用されますが、リアルタイムクラスは固有のハードウェアで補い、テレグラムジッタを1 µs未満におさえます。

IRTフェーズは、Ethernet通信から独立した同期リアルタイムデータ伝送をサポートします。これはタイムスライス手順を使って達成し、それぞれのデバイスを調整してリアルタイムデータ、アラーム、TCP/IP通信をネットワークに転送するタイミングをマイクロ秒単位で正確に制御します。

PROFINET IRT対応のデバイスはRTモードでも通信可能です。

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