WestfalenにあるRWE大型発電所:基本設定で安定したワイヤレス

リモートの測定点を低コストで接続するRadiolineワイヤレスシステム

RWE発電所の冷却塔(WestfalenのHamm-Uentropに所在)

RWE発電所の冷却塔(WestfalenのHamm-Uentropに所在)

大規模インフラシステムでは外部のリモートステーションからコントロールセンターに頻繁にデータを送信する必要があります。

このためにWestfalenのRWE大型発電所では産業用アプリケーションに適したフエニックス・コンタクトのRadiolineワイヤレスシステムが使用されています。この結果、収集した測定値を制御システムに低コストで簡単に伝送して記録できるようになりました。

アプリケーション

RWEはドイツ最大の発電会社の1つです。RWEは多くの発電所を運転しており、その1つがHamm-Uentrop地方東部のLippe-Aueにあります。

冷却過程で冷却塔からの放熱による蒸発損失を補うために近隣のLippe川から取水しています。冷却塔の水の一部は排煙脱硫プラントの浄化廃水とともにLippe川に再放流されています。このため、発電所のオペレータは冷却水の流入量・流出量と温度を測定して当局に書類を提出する義務があります。

記録の内容はWestfalenの発電所の外にある温度および水面測定点と中央制御システムの接続担当者に提示され、中央制御システムで値を記録して保管します。デバイスの通信接続は中央の建屋からかなり離れた場所に設置されており、ほぼ独立しているステーションの測定および伝送テクノロジに電源を供給する必要がありました。

ソリューション

Lippe川のそばに設置した水面および温度測定点

Lippe川のそばに設置したエネルギー自給型の水面および温度測定点

太陽光発電システムによる独立エネルギー供給

ケーブル敷設には高いコストと相当の手間もかかることから、RWEの担当者はフエニックス・コンタクトのRadiolineワイヤレスシステムを使ってステーションをワイヤレスで接続することを選びました。

河川とワイヤレス部品の両方の測定点に設置した温度センサにはフエニックス・コンタクトの独立太陽光発電システムから必要なエネルギーが供給されますが、このシステムは特に必要なパワーのために設計されています。

Radiolineワイヤレスモジュールを取り付けた制御ボックス

Radiolineワイヤレスモジュールからレシーバにシグナルが送信される

信頼性のある長距離シグナル伝送

測定点は1,000 m先の発電所建屋で制御システムに接続する必要があります。測定点と建屋屋上に取り付けたアンテナとの間には草地が広がっています。

Radiolineシステムは自己修復型メッシュネットワークの構築をサポートします。すべてのワイヤレスデバイスが中継局として動作し他のデイスにデータを転送できます。ダイレクト通信パスにエラーが発生した場合、このワイヤレスシステムはネットワークの他のRadiolineモジュールを通じて代わりとなる接続パスを自動的に探します。

Radiolineシリーズのワイヤレスモジュールはフエニックス・コンタクトが開発したTrudted Wireless 2.0のテクノロジをベースにしています。このライセンスフリーのテクノロジは2.4 GHz帯で使用でき、堅牢性と信頼性があり、数kmの見通し距離をカバーして長距離にも対応します。このため産業用途向けに適した信頼性のある通信ソリューションが発電所に備わりました。

I/Oマッピングの機能

I/Oマッピングを通じてI/Oシグナルを簡単に分散

ワイヤレスシステムを簡単に設置して開始

PBE Esser GmbHはBergheimを拠点とし、RWEのサプライヤーとしてプリアッセンブリ部品の設置と運用開始を長く行っています。これはRadiolineシステムにも太陽光発電システムにも極めて簡単であることがわかりました。現在リモートの測定点からアナログの温度および水面シグナルとデジタルエラーメッセージが制御システムに送信されています。

I/Oシグナルの伝送ではワイヤレスソリューションが有線より低コストであることがわかりました。データは白のサムホイールを操作するだけでいわゆるI/Oマッピングを通じてワイヤレスネットワークに分散され、ソフトウェアによるサポートは必要ありません。入力モジュールと出力モジュールを接続する場合、ユーザーは同じI/Oマップアドレス(たとえば23)を両方のモジュールに設定しステーションの間にいわゆるワイヤレスケーブルを作成するだけで十分です。

まとめ

Radiolineワイヤレスシステムと太陽光発電システムによる独立電源を使用することで、Westfalen発電所の担当者は時間もコストも節約しています。Lippe川沿いの測定点の温度および水面データを転送するためのケーブルを敷設しなくてもいいからです。

簡単に使用できて柔軟性と堅牢性があるこのソリューションがあれば、将来どのような建物も制御システムにすばやく簡単に接続することができます。

フエニックス・コンタクト株式会社

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