持続可能性と気候変動は、現代の世界的課題です。将来の価値ある生活を形成するのに役立つ、イノベーションと技術的ソリューションで、役割を果たしたいと考えています。
1923年以来:積極的責任
フエニックス・コンタクトでは、持続可能性に集中して取り組んでいます。当社が資源と環境を保護し、気候への影響を軽減する必要性は、新製品の開発時と製造時、そして経済と関連付けて考慮されます。
フエニックス・コンタクトはほぼ100年にわたって市場で活躍しています。家族経営企業は、世界中にわたるグローバルプレイヤーになりました。企業の独立性、安定性、敬意を持った意思疎通の文化が、グループの精神を特徴づけます。
経済的、環境的、社会的問題の調和は、持続可能な管理と、フエニックス・コンタクトの企業責任の枠組みを形成します。家族経営企業として、将来の世代のために作り出したものを維持することと、お客様のために製品とソリューションを開発し続けることも大切です。
責任あるビジネス取引と経済的成長は矛盾するものではありません。イノベーションと持続可能性も同様です。
当社の製品ラインアップは気候とエネルギーの改革をサポート
経済的な問題 効率と持続可能性のための製品およびソリューション
フエニックス・コンタクトは幅広い分野の技術的な専門知識と強力な革新の力で、お客様がエネルギーを効率的に使用し、時間とスペースを節約し、新たな材料を使用するのに役立つ新製品を、常に開発しています。
ドイツでは、より良い生産、お客様とのダイレクト・ネットワーキング、CO2排出削減を同時に実現するために、デジタル化がカギとなっています。フエニックス・コンタクトは、技術的なソリューションにより、デジタルトランスフォーメーション実装を成功へと推進する力であり、気候保護に大きく貢献しています。
モビリティを含むすべての場所で最大限の環境保護
エコロジー 環境に責任を持つ生産
資源を大切に使うことは、長年にわたり当社の企業理念の一部であり、日々の行動を形作っています。雨水、廃熱、地熱、再生可能エネルギーの利用はもちろん、ほぼ鉛フリーの生産、プラスチックのリサイクル、カーボンニュートラルなモビリティなどが、当社の各拠点で日常的に行われている環境です。
環境に優しい生産は、管理と運用テクノロジの両面において、資源を無駄に使用しないことを保証します。統合管理システムにより、国際規格に沿った責任あるビジネス取引きを証明します。
企業責任は企業の伝統
社会的問題 当社の従業員と活動地域のサポート
フエニックス・コンタクトでは、自然と気候だけではなく、従業員とその家族、当社拠点とその地域を保護する企業責任があることを理解しています。この企業責任を、保育施設や若者向けのホリデーキャンプ、芸術・文化(地域の劇場から大規模フェスティバルまで)、草の根スポーツ(ブンデスリーガから最低リーグレベルまで)、Bielefeld-Bethelの小児ホスピスなどの社会的プロジェクトや施設のための事前予算など、幅広い社会サービスのスポンサーを通して遂行しています。従業員が示すボランティア活動への熱意を高く評価し、その提携とイニシアチブをサポートします。ボランティアがなければ市民社会ははるかに貧しいものになってしまうからです。
経営陣と株主は、余暇時間中に行われる従業員イニシアチブもサポートします。例えば、サッカーやテニスのトーナメント、ドラゴンボートレース、職場の合唱団などです。これらのチームは、参加者の職責やバックグラウンドに関係なくコミュニティ精神を養うために運営され、経済的 サポートを受けます。
企業内では、従業員は公正な労働条件、徹底した職業安全とデータ保護の重視、同僚からの尊重を得ることができます。この基礎は当社のCorporate Principle(企業方針)です。ポジティブで充実した労働生活は、良く装備された作業スペース、柔軟な労働時間、可能であればモバイルワークによって確保されます。2004年以来、当社の健康管理チームはすべての従業員に、健康とフィットネスを向上させる機会を提供してきました。
Helmut Conrad(右から2番目)は、1957年の最初の実習生―そして退職するまで同社にとどまりました
基礎コースからのスタッフトレーニングによる生涯学習
10種類以上の専門職での企業訓練の伝統は、1950年に始まりました。金属とプラスティック、工作機械の独自生産を開始したのと同時期です。長年にわたり、ブロンベルグの従業員の10%は実習生でした。それ以来、幅広い世代の熟練労働者と実習生の労働参入を支援してきました。
1980年代終盤以来、社内人材開発スキームでは、生涯学習の重要性を重視し、さらに幅広いトレーニングプログラムを提供してきました。働く全ての世代が、専門職およびマネジメントの専門知識、ならびに社会的・体系的スキルを定期的に向上させています。2016年以来、トレーニングセンターは研修生のワークショップ、セミナーおよびトレーニング室、コワーキングスペースの中心となっています。
イニシアチブとプロジェクトのサポート テクノロジと将来のキャリアへの熱意を促進
テクノロジとイノベーションへの興味を促進し、将来の職業・キャリアをサポートするイニシアチブやプロジェクトへの経済的サポートは、長年にわたり株主と経営チームの両方が重点を置いてきました。若者にSTEMキャリアに興味を持ってもらうという目標は、フエニックス・コンタクトの社内イニシアチブにも反映され、公的資金なしで一貫して実装されてきました。
フエニックス・コンタクトのプロジェクトの受賞歴
フエニックス・コンタクトは、2008年から2012年の期間に「Place of Ideas」の栄誉を4回手にしました。「Germany – Land of Ideas」イニシアチブは、連邦政府とドイツ産業連盟(BDI)によって2006年に設立されました。フエニックス・コンタクトはこのイニシアチブに4回参加し、提出したすべてのエントリに対して受賞しました。
- 2008年には、xploreトレーニングコンペが受賞
- 2010年には、ブロムベルク(Blomberg)の地熱エネルギーの使用が受賞
- 2012年には「Frauenpowertag」(「Women at work」デー)が、技術的な職業・キャリアの機会を女子学生に紹介した業績により受賞
- 2014年には、「Aubikom」プロジェクトが、学生のために教育と研修を準備した業績で受賞
UNの持続可能性へのコミットメント
当社はUNの世界的な持続可能性へのコミットメントを支援します。
2030年までに、世界の人口は85億人に達する見込みです。これを念頭に、2015年に国連の193の参加国が、共同で17の持続可能な開発目標を策定しました。これらの__持続可能な開発目標(SDGs)__は、尊厳ある生活、資源の保護、地球と気候を守る生活を可能にするため達成するものです。
世界的な持続可能性への道は、政治家だけではなく、社会、科学、産業の課題でもあります。フエニックス・コンタクトは家族経営の企業として、持続可能な事業の実施、資源利用への配慮、画期的な製品開発、社会への関与が、企業のオーナーとしての義務であり、確実に成長するための基礎であることを、常に理解してきました。
フエニックス・コンタクトの製品とイノベーションの製品ラインアップでは、5つのSDGsを直接サポートしています。その中心はSDGの目標 7です。エネルギーは1923年の創業以来、フエニックス・コンタクトの製品ラインアップの重要な鍵となってきたからです。フエニックス・コンタクトの開発、生産、営業部門は、経済成長と雇用(目標8)、インフラ、産業とイノベーション(目標9)、持続可能な都市(目標11)、持続可能な消費と生産(目標12)にも大きく貢献しています。
気候とエネルギー改革の形成を支援
今すぐ課題に対応:気候とエネルギーの大改革の形成を支援
フエニックス・コンタクトは、21世紀に電化、ネットワーク化、オートメーションの分野で、持続可能な開発を一層重視しています。「All Electric Society」のビジョンは、製品、テクノロジ、ソリューションのラインアップのあらゆる面に反映されています。フエニックス・コンタクトは自らの役割を、地球温暖化の防止、気候の保護、自然の尊重のため、デジタル化と電化において、お客様と社会がより強化され、パートナーとなることであると考えています。
当社の企業戦略は、2021年末までに全世界すべての主要現場でカーボンニュートラルな電源を所有することを目標としていました。
当社はエネルギー管理プログラムにおける4つの戦略的対策分野によってこの目標を達成しました。
今後は再生エネルギーの拡大を継続し、2030年までにバリューチェーン全体でカーボンニュートラルを達成することに注力していきます。
当社の目標は、2022年末までに、全世界で気候中立になることです。
当社の持続可能性への企業コミットメント
コーポレート・プリンシプル(企業方針)は、世界中のフエニックス・コンタクトの全従業員がビジネス取引を行うための日常的なガイドラインです。当社のお客様やパートナー企業は、国連グローバルコンパクト(2005年より)、ZVEI(電気電子工業連盟)の行動規範(2009年より)、__機構保護で先駆的役割をになる企業連合「Verband der Klimaschutz-Unternehmen」(2011年より)__へのコミットメントを信頼いただけます。
フエニックス・コンタクトは10年前、この連合への参加により、気候保護とエネルギー効率の目標を決意した、最初のエンジニアリング企業になりました。
2021年初頭、フエニックス・コンタクトは、ドイツ内のグループ拠点において、カーボンニュートラルな状態の達成を成功させることを目的とした、共同プロジェクト__「Wege zum klimaneutralen Unternehmen」__(気候ニュートラル企業になるための方法)に署名した10社のうちの1社となりました。
フエニックス・コンタクトの更なる1歩として、2021年初頭より__Stiftung KlimaWirtschaft__(気候中立財団)の公式なサポート企業として、地球温暖化の軽減に企業責任を担うこととなりました。これは当社の環境へのコミットメントを示します。この財団は民間セクターによる団体で、企業が気候保護に取り組むためのより良い条件とビジネスの成功を結びつけることを目的に、政治的な対話に取り組んでいます。